FAL流算数/数学指導の考え方!つまずきやすい単元の取り組み方からひっ算や途中式を書かずに間違えてしまう子への働きかけ方まで。元教育支援センター学習支援員が解説していきます!

こんにちは!個別指導塾FALです!2025年5月練馬区の西武池袋線中村橋にオープンの個別指導塾での指導についてご説明します。
FALで学習する教科は国語・算数/数学・英語の3つです。今回のテーマは算数/数学です。
過去の英語と国語の記事はこちら⇒ 英語 ・ 国語

不登校で勉強から離れていた人にぴったりの科目は?

算数/数学は勉強からしばらく離れていた人にぴったりの科目です。
それは、「ここはできる」「ここはできない」がハッキリしていて、どこをやり直せばいいかがわかりやすいからです。
一度「勉強は苦手」「やりたくない」と思ってしまうと、もう一度始めるのはとても大変ですよね。
しかし、算数/数学はすでにできるところをゲームやパズルのように楽しみながら取り組めるので、無理なく始められます。
そして、新しい内容に進んでも「正解」「不正解」がハッキリしているので、小さな成功体験を積み重ねやすく、「できた!」という自信がついていきます。

このように算数/数学は、国語や英語と比べて学び始めるハードルが低いです。
そこでFALでは、「勉強が苦手」「久しぶりに勉強をする」という人には、まず算数/数学から始めることをおすすめしています。
先生との信頼関係ができて、勉強に前向きになれたら、他の教科にもチャレンジしてみましょう!

算数/数学でつまずきやすい単元はどうする?

算数/数学にはつまずきやすい単元もたくさんあります。

小学生の内容では、分数の計算、割合、比、速さ、面積・体積など
中学生の内容では、正負の数、文字式の計算、関数、証明など

算数・数学は「積み重ね」が大切な教科です。
前の学年の内容があいまいなまま進んでしまうと、新しい単元が急に難しく感じられて、「わからない・できない」が積み重なり、やがて苦手意識につながってしまいます。

FALでは、新しい単元が難しく感じられる場合、その単元に必要な「前の内容」に戻って学び直すことを大切にしています。
たとえば、中学1年生の「文字式の計算」が苦手な場合、小学校5年生のかけ算・わり算や、6年生の分数の計算がしっかり理解できていないことが原因かもしれません。
そのような場合は、小学校の基礎に戻ってしっかり力をつけてから、中学の内容に取り組むことで、「できる!」という実感が生まれやすくなります。

苦手を放っておくのではなく、原因を見つけて段階的・体系的に学び直すことで、算数/数学は得意教科にしやすいです。

ひっ算や途中式を書かない子はどうしたらいい?

頭の回転が速くて、算数・数学が特別苦手というわけではないのに、「答えがなかなか合わない」「ケアレスミスが多い」というお子さんがいます。よく見られるのが、式やひっ算を書くことを面倒に感じて、何でも暗算で済ませようとするタイプです。

暗算が得意なことは悪いことではありませんが、すべてを頭の中だけで処理しようとすると、かえってミスが増えたり、時間がかかったりしてしまいます。特に計算のステップが多い問題では、その傾向が顕著になります。

このような子どもたちに対して、FALでは「書くこと」の大切さを頭ごなしに押しつけるのではなく、まずは実際に「書いた方が速くて正確だった」という成功体験をしてもらうことを大切にしています。
そして、「正解を出すこと以上に、どう考えたかが大事なんだよ」というメッセージを、時間をかけて丁寧に伝えていきます。

また、書くこと自体に苦手意識があるお子さんには、その子に合った書き方を一緒に考えていきます。式の書き方をシンプルに工夫したり、図やメモを使ったりしながら、無理なく「書くこと」が習慣になるようにサポートします。

楽しく算数/数学を学ぶためのアクティブタイム

FALでは、授業の中に「アクティブタイム」というお楽しみの時間があります。

この時間で、数字や図形を使ったボードゲームやカードゲームなどで遊ぶことがありますが、これはただの遊びではありません。
ゲームの中で勝つために自然と計算を工夫したり、図形の特徴を読み取ったりと、頭をフル回転させる場面がたくさんあります。
「どうすれば勝てるか?」「どの形が有利か?」と夢中になって考えているうちに、楽しみながら計算力や図形のセンスが身についていきます。

勉強が苦手でも、「これなら楽しい!」「もっとやりたい!」と感じられるような時間を通じて、学ぶことへの前向きな気持ちも育てていきます。

まとめ

算数/数学は、勉強に苦手意識のあるお子さんが「もう一度やってみよう」と思える、はじめの一歩にぴったりの教科です。
そのため、FALでは久しぶりに勉強に取り組むお子さんが、まずは気軽に取り組みやすい算数/数学からスタートすることをおすすめしています。

算数/数学は「積み重ね」が大切な教科です。新しい単元でつまずいたときには、どこでつまずいたのかを丁寧に分析し、必要に応じて前の学年の内容に戻って学び直します。そうすることで、「わからない」をそのままにせず、一歩ずつ確実に前に進める学習が可能になります。

また、計算の途中式や考え方を書くことを嫌がるお子さんには、まずは「書いた方がうまくいった」という体験を重ねていけるようにサポートします。書くことに苦手意識がある場合には、その子に合った負担の少ない書き方も一緒に考えていきます。

さらに、授業内の「アクティブタイム」では、数字や図形を使ったボードゲームやカードゲームを楽しみながら、自然と計算力や図形のセンスが身につくような工夫も取り入れています。

不登校生のための個別指導塾FALとは?

2025年5月オープンの不登校生を対象とした個別指導塾です。勉強が苦手な人でも楽しく安心して通える仕組みがたくさんある新しい形の学びの場です。学年に関係なくつまずいたところからスモールステップで学び直しができるので無理なく学力向上が目指せます。

さらに、通常の塾と異なり、勉強をして学力を上げるだけでなく、生活するために必要な活力や、自分で自分の将来を考えられるような思考力を育てることも大切にしています。

高校進学は、全日制高校・新宿山吹高校など学習での受験でも、チャレンジスクール・通信制高校など作文での受験でも進路選びから入試対策まで一人一人の希望に合わせた万全のフォローをしていきます。