不登校でも英検は受けられる?英語が苦手な小中学生の勉強の始め方
「子どもが英語はやりたがらない」「英語は何から取り組んだら良いかわからない」
不登校のお子さんを持つ保護者の方から、こういったご相談をよく耳にします。
結論からお伝えすると、不登校でも英検に合格することは十分に可能です。それどころか、英検は不登校の子どもにとって「学びへの入口」として、とても相性のいい目標のひとつです。
この記事では、英語が苦手な不登校の小・中学生が英検にチャレンジするときのポイントや、家庭でできる勉強の進め方について解説します。
英語が苦手教科になりやすい理由
英語は小さいころから習っている人も多く、中学の本格的な学習スタートの時点で差がついていることが多いです。他の教科は小学校からの積み上げがあるので、取り組みやすいですが、英語は単語もほとんど知らない状態でスタートするのでどこから手をつけたら良いか分からず、「自分は苦手」という意識を早い段階で持ちやすい傾向があります。
また、定期テストなどではスペルのミスや名詞の前の「a」のつけ忘れ、三人称単数の「s」のつけ忘れなど細かいミスで減点されることが多く、「正解できた」という実感を感じづらいところも苦手意識につながりやすいのかなと思います。
不登校の子どもが英検に向いている理由
英検は中学校の定期テストと異なり、自分で記述する必要がほとんどありません。3級以上ではライティングが入ってきますが、5級・4級では選択問題しか出ないので、細かいミスで減点されることがありません。文法や用語を大まかに理解できていれば問題が解けるので前に進んでいる感覚を得やすいです。
また、学校の授業の進み具合に関係なく、自分のペースで受検準備ができるのでやる気になったタイミングから始められます。出題範囲が級ごとに決まっており、「何をどこまで勉強すればいいか」がはっきりしているため、勉強の計画が立てやすいという特徴があります。
不登校のお子さんが勉強に取り組むうえで難しいのは、「どこから手をつければいいかわからない」「続けられるか不安」という点です。英検はその点で、「5級合格」「4級合格」という具体的な目標を設定しやすく、「できた」という達成感を得やすいです。
小学生にも英検はおすすめ!
本格的な学習が始まる前の小学生のうちに対策を始めるのもおすすめです。
苦手意識を持つ前に気楽に始めることで英語が得意教科になって、学年に関わらず4級、3級とどんどん進められることも英検の魅力です。
集中力が続かない子どもの勉強、どう工夫する?
「うちの子は集中力が長続きしない」という悩みを持つ保護者の方は多いです。これは不登校かどうかに関わらず、小学生・中学生全般に共通する課題でもあります。
家庭での勉強で意識したいポイントをいくつか挙げます。
短時間に区切る
1回の勉強は15〜20分を目安に設定し、終わったら必ず休憩を入れましょう。「1時間勉強する」より「15分×3セット」の方が集中力を保ちやすい子どもが多いです。
「遊び」と「勉強」を組み合わせる
英単語をカードゲーム形式で覚えたり、好きなアニメや動画の英語版を流して「聞き慣れる」ことから入るのも有効です。英語に楽しく触れる時間を作ることが、勉強の継続につながります。
「できた」を積み重ねる
英検の学習は級ごとに範囲が決まっているため、「今日は単語を10個覚えた」「過去問で◯点取れた」と小さな達成感を積み重ねやすい構造になっています。子どもが自信を持てる経験を意識的に増やしていくことが重要です。
不登校の子どもの英語学習、親はどう関わる?
不登校のお子さんの学習をサポートするとき、保護者の方の関わり方がとても大切になります。
「やらせる」ではなく「子どものタイミングを待つ」
勉強を強制すると、それがストレスになって余計に動けなくなることがあります。子ども自身が「やってみようかな」と思えるタイミングを待つことも大切です。
目標をスモールステップにする
「英検に合格する」という大きな目標だけでなく、「今月は単語帳を1周する」「今週は過去問を1回分解いてみる」といった小さなゴールを設定すると、達成感を感じやすくなります。
結果より過程を認める
試験の合否よりも、「勉強に向き合えた」「英語に少し慣れてきた」というプロセスをしっかり認めてあげましょう。不登校の子どもにとって「やればできる」という自己肯定感の積み重ねが、英語学習だけでなくあらゆる学びへの前向きな姿勢につながります。
英検の勉強を自宅だけで進めるのが難しいと感じたら
自宅での学習が難しい場合、不登校の子どもを専門に受け入れている塾や学習支援の場を探してみることも一つの選択肢です。
通常の学習塾は学校に通っている子どもを前提とした授業が多く、不登校の子どもが馴染みにくいケースもあります。一方、不登校支援を専門とした塾では、少人数制・個別対応・安心できる雰囲気づくりを重視していることが多く、「塾に行くこと自体が一歩」になる子どもも多くいます。
選ぶ際のポイントとしては、以下が参考になります。
- 先生に質問しやすい環境かどうか
- 子どものペースに合わせた進め方ができるか
- 続けやすい環境かどうか
- 無理な勧誘をしない姿勢があるか
「いきなり英検の勉強」が難しそうなお子さんには、まず勉強の場に慣れることから始めて、少しずつ学習に移行できる環境があると安心です。
不登校生向け英検講座のご案内
不登校生専門の個別指導塾FALでは、英語が初めてのお子さんでも安心して参加できる英検講座「英検steps(ステップス)」を開講しています。少人数制・遊びの時間などで集中力が持続しやすい工夫を取り入れ、無理なく英語学習の習慣をつくっていきます。
不登校生のための個別指導塾FALとは?
2025年5月オープンの不登校生を対象とした個別指導塾です。勉強が苦手な人でも楽しく安心して通える仕組みがたくさんある新しい形の学びの場です。学年に関係なくつまずいたところからスモールステップで学び直しができるので無理なく学力向上が目指せます。
さらに、通常の塾と異なり、勉強をして学力を上げるだけでなく、生活するために必要な活力や、自分で自分の将来を考えられるような思考力を育てることも大切にしています。
高校進学は、全日制高校・新宿山吹高校など学習での受験でも、チャレンジスクール・通信制高校など作文での受験でも、進路選びから入試対策まで一人一人の希望に合わせた万全のフォローをしていきます。


